社員紹介

2015年、新卒として入社したシステム開発会社では大手キャリアの注文管理システム構築のテストフェーズに下請けとして参画していました。優秀で経験豊富な先輩からコーディングやユニットテストに関して多くを学ぶことが出来た一方で、先輩と自分の仕事内容に差がなく、「10年後の自分」の成長に不安を感じざるを得ませんでした。

そして要件定義や設計のフェーズも含め、プロジェクトに一気通貫で携わるプライム案件を求めて転職を決意し、BTCにエントリー。面接では役員や社長の人柄、熱意に惹かれ、ここならば自分を成長させていけると感じました。

「Growth Mindset」です。今ではクラウドの専門チームに所属している私ですが、社会人4年目の秋まではクラウドについて全く勉強していませんでした。
今振り返ると「クラウド案件に所属しないとクラウドの勉強が出来ない」という誤った思い込みがあったのです。

自ら希望してクラウド案件にアサインされたものの、クラウドのAssociate資格に2回落ち、当時は随分落ち込みました。しかし諦めるという選択肢は全くなく、今振り返ると全て大したことのない壁だったと思えます。

不器用な私に、実力以上の仕事を常に与え続けてくれた会社、支えてくれた周囲の方々にとても感謝しています。

BTCにはCoEという各分野の専門家チームが存在し、クラウドCoEやアジリティCoE、AI CoEなどがあります。私は2021年の1月からクラウドCoEに在籍しており、クラウド技術の「教育」「プロジェクト支援」を担当。社員向けにAWSやAzure等のクラウド技術に関するセミナーを開催する他、社外セミナーの企画、資格取得を奨励するキャンペーン企画も行っています。

また、複数のプロジェクトにおいてクラウド基盤構築にも同時並行で従事しています。クラウドの専門家、セミナー主催者として常に学び続ける必要があるため責任は重いのですが、やりがいを感じる日々です。

私がクラウドに従事するきっかけとなったAWSインフラ基盤構築の案件は忘れられません。

BTCに入社直後は、オンプレミスで稼働する化粧品通販会社の基幹システム運用保守を行っており、クラウドサービスとは無縁の生活を送っていました。スキルアップを焦る中、「AWS案件にアサインさせてほしい」と志願したところ、当時の仕事と掛け持ちする形でAWSのインフラ基盤を一人で構築する仕事を任されました。

しかし前述したとおり、当時の私は素人同然。2ヶ月というタイトな構築期間中にひたすら勉強を重ね、当時のクラウドCoEのメンバーに相談しつつ何とか基盤を構築することが出来ました。そして「あれだけ頑張ったのだから」という気持ちから、今も勉強を続けています。おかげでAWSの資格は全て取得しましたし、今ではBTCの中でもクラウドに詳しい人材になったと思います。

クラウドエンジニアとしてはまだまだなので、さらに研鑽を積みたいと考えています。また会社のクラウド教育担当として、クラウドエンジニアの育成にも力を入れていきます。

以前、マネージャーである上司と今後のキャリアプランについて相談したところ、私はエヴァンジェリスト（ITのトレンドや技術の伝道者）に適性があるのではないかとアドバイスをもらいました。私自身も納得しましたし、会社としてではなく、一人の人間としての成長を共に考えてくれる上司の姿勢に感動しました。

BTCには心から尊敬できる上司や先輩方がとても多く、自身の強みを正しく理解して仕事に活かす姿は見ていてとても勉強になります。